私は清涼飲料水を自動販売機で販売する会社の社長です。
多種多様な飲料水を取り扱っているので、全国各地で地域ブランドとしてご当地飲料水が発売されているのは知っていました。
徳島県でもすだちや柚子を使った飲料水は数種類が製品化されていますが、それ以外の広がりはほとんどありません。
つまり徳島ではご当地飲料の活性化は果たされていないと考えられます。
個人的には地場産物を使った製品化にだけこだわるのではなく、
徳島の地域性を考慮した製品作りや地元の人に愛されるネーミングも必要だろうと考えていました。
そこで飲料水の中で販売量がトップクラスであり、1年中安定して飲まれている缶コーヒーに着目しました。
弊社の調査によると、実は徳島の人は酸味のきいた味より苦い深煎りコーヒーが好きな傾向にあることがわかりました。
そこでコロンビア産の高級豆をふんだんに使い、こだわりの製法で徳島の人の口に合うように丹念に仕上げた缶コーヒーを作りました。
名前はとても単純に「徳島珈琲」、ロゴは「阿波踊り」。
味は微糖とブラックの2種類で缶の色を赤色と紺色に分けています。
赤は阿波踊りの情熱、藍は徳島の伝統産物の藍染をイメージして付けて徳島色を強調しています。
この2種類の缶コーヒーが徳島の人の日常生活に必須の飲み物になることを目指して定着活動を行っていく予定です。